通勤時にまさかの交通事故
いつものように家を出て、いつものように横断歩道を渡っていた…そのとき、事故は起きました。
青信号で横断歩道を渡っていた私に向かって、右折してきた車がぶつかってきたのです。
「何が起きた?」と一瞬ぽかんとしましたが足が痛い…。見ると、はいていたストッキングが破れ、膝から血が流れていました。慌てておりてくる運転手。「すみません!大丈夫ですか?すぐに警察を呼びますので」と言いつつも、かなり動揺している様子でした。そのとき道を歩いていた人たちも、「動かない方がいいよ」とか「車の人はちゃんと信号見てたのかね」などと言いながら寄ってきました。
恥ずかしかったけど、見ず知らずの私を心配してくれることに、ちょっと嬉しくなりました。でもやっぱり足が痛い…。それに、このままでは会社に遅れてしまう…。
その当時私は派遣スタッフとして金融会社で働いていました。何の連絡もせずに遅刻するのは失礼なので、派遣会社と派遣先の会社に交通事故にあって遅刻する旨を連絡しました。
そのとき、派遣会社の人から「労災保険」がおりますよ…と教えてもらいました。「労災保険?」労働時に災害に見舞われるということだから、体を使うような仕事の人にしか関係ないかと思っていました。ところが、派遣スタッフのうえに、事務仕事、しかも通勤時のことなのに労災保険がおりるというのです。
結局その事故では膝の打撲ですみましたが、整形外科に2週間ほど通いました。整形外科に通うために毎日のように会社に遅刻することになって時給が減ったり、治療費もかかりましたが労災保険がおりたので金銭的損害を受けることがなく、助かりました。