求人に応募するなら労災保険不適用の業務委託に注意

通常、求人情報をみるとそれがなんであれしっかりとした法律によって守られるものであるという思いを抱きます。しかし、実際に求人に応募してみることによって理解できるのは、やはり求人というものは案外見落としがちな情報が満載であるということです。

例えば有名なものとして業務委託があります。業務を請け負うことによって自分の裁量で働くというもので、これはこれで労働のスタイルとしては理想的なのですが、一方で困ってしまうのが労災保険や社会保険などの保険関係はすべて自分でやらなければならないという問題です。 保険にしっかりと入ることができているのであれば問題はないのですが、しかしそうした保険に入っていない場合には、何か問題が起きたときに自分で責任を100%とらなければならなくなるため、非常に大変な思いをします。

契約によってはこうした業務の請負契約は普通に存在しているため、自分の契約がどうなっているのか、求人情報の細部のチェックは絶対に欠かせないものとなっています。 よくある業務委託の一つが建築関係にあり、一人親方として働くケースです。こうしたものは働く側も技能を持っており、また自分の条件に対してしっかりとした配慮をしているために、大抵の場合では問題は生じません。

しかし、それと知らずについ契約を結んでしまうことがあります。先方がこれは業務委託ですと告げても、業務委託のことがよく分かっていないために無意識で二つ返事をしてしまうのです。 そうした場合には非常に困った状態になりますから、労災保険などの保険がしっかり適用されるよう、通常の雇用状態にあるかどうか、その点に関しては求人情報においては常に注意を払わなければなりません。